(公財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書 脇指(銘)近江大掾藤原忠廣 詳細 刃長 一尺二寸六分半(38.4㎝) 反り 三分(0.9㎝) 元幅 一寸六厘(3.22㎝) 脇指(銘)近江大掾藤原忠廣 価格¥2,800,000- (公財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書 近江大掾忠廣は初代忠吉の嫡子で本家二代目、寛永九年に父が没した時はまだ十九歳であったが、初代忠吉の当時の弟子達の協力によって家名を守り、同九年から作刀が現存する。寛永十八年七月に近江大掾を受領し、元禄六年八十一歳で歿しており作刀は約六十年間に及び、肥前刀中で最も作品を多く残している。 本作は小板目よくつみ、地沸が微塵に厚くつき、地景が細かに入った鍛えに、刃文は丁子乱れを主調とした刃を焼き互の目・飛焼などを交えて華やかに乱れ、匂深く、沸がよくつき、砂流し、金筋が入るなど匂口が明るい出来口で見どころの多い近江大掾の傑作の一振りである。 拡大する 拡大する 拡大する 拡大する 拡大する 拡大する 拡大する 拡大する 拡大する 拡大する 拡大する 刀剣一覧