(公財)日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書 一匠中川勝美(花押) 慶應二丙寅年 東叡麓音奈志川辺の 鶴亀図 詳細 縦 6.59 cm 横 6 cm 一匠中川勝美(花押) 慶應二丙寅年 東叡麓音奈志川辺の 鶴亀図 価格¥ 1,450,000- (公財)日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書 中川一匠は美作国津山藩主松平家の抱え工であった中川勝継の次男で、本名を中川勝美、通称を直二郎という。21歳で京都の後藤一乗に入門し、現存する年紀作より既に25歳にして一乗より「一」の字を譲られ「一勝」と名乗っている。安政年間に津山へ戻るが中川家は末弟の勝敬が継ぎ、万延元年に江戸へ戻り、翌々年の文久二年に一勝を「一匠」と改めている。明治九年に48歳で没した。 本作は表を四分一地、裏を鉄地の昼夜に、鶴と亀を高彫で一乗一派ならではのきめ細やかな彫技で彫り上げ、一匠の確かな技倆が存分に発揮された優品である。 拡大する 拡大する 拡大する 拡大する 刀装具一覧