PRODUCT 後藤法橋一乗(花押)
流水源氏車図
- (公財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具鑑定書
後藤法橋一乗(花押)
流水源氏車図
詳細
- 縁 高さ
0.98 cm
- 縁 幅
3.84 cm
- 頭 長さ
3.4 cm
- 頭 幅
1.75 cm
- 後藤法橋一乗(花押)
流水源氏車図
価格¥980,000- - (公財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具鑑定書
後藤一乗は後藤家の掉尾を飾る名工で、寛政三年に後藤家の分家である七郎右衛門家四代重乗の子として京都に生まれ、兄に是乗光熙、弟に久乗光覧がいる。九歳の時に八郎兵衛謙乗の養子となり、十一歳で半左衛門亀乗について彫技を学んだ。十五歳の時に養父の死に伴い八郎衛門家の家督を相続した。始めは光貨といい、ついで光行、さらに光代と名乗り、文政七年三十四歳の時に光格天皇の御剣金具を製作した功により法橋の位を授かった折に入道して一乗と号し、文久二年には孝明天皇の御太刀金具を製作し、翌年法眼に叙せられて明治九年に歿している。
本作は一乗特有の絹魚々子地に流水と源氏車を見事に彫り上げ、品格の高さは他工が遠く及ぶところではなく一乗の独壇場といえる作品である。