創業明治三十八年 美術刀剣店 銀座 盛光堂

PRODUCT 後藤法橋一乗(花押)
俸禄図

(公財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具鑑定書

後藤法橋一乗(花押)
俸禄図

詳細

  • 長さ

    9.85 cm

  • 1.47 cm

後藤法橋一乗(花押)
俸禄図

※ご成約済み
(公財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具鑑定書

後藤一乗は後藤家の掉尾を飾る名人である。寛政三年に後藤家の分家である七郎右衛門家四代重乗の子として京都に生まれ、兄に是乗光熙、弟に久乗光覧がいる。九歳の時に八郎兵衛門謙乗の養子となり、十一歳で半左衛門亀乗について彫技を学んだ。十五歳の時に養父の死に伴い八郎兵衛家の家督を相続した。はじめ光貨といい、ついで光行、さらに光代と名乗り、文政七年(1824)三十四歳の時に光格天皇の御剣金具を製作した功により、法橋の位を授かった折に入道して一乗と号し、文久二年(1862)には孝明天皇の御太刀金具を製作し、翌年法眼に叙せられて、明治九年に八十六歳で歿している。
本作はおめでたい俸禄図を絹魚々子地に一乗らしく細密に彫上げ、格調と技倆の高さが伺える優品である。
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