PRODUCT 遊洛斎赤文
猛虎図
- (公財)日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書
遊洛斎赤文
猛虎図
- 遊洛斎赤文
猛虎図
※ご成約済み - (公財)日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書
桂野赤文は寛政二年越後国村上で生まれ、青年時代に出府して浜野家に学んだと伝え、 また遊洛斎の号から京都で修業したとも推測される。文政七年に庄内藩酒井家の抱え工となり、弘化二年以後鶴岡に定住し、明治八年同地で没している。作品は高肉彫形式で色絵を施すのが得意とし、片切彫、象嵌等もあり銘文には郷里である越後の書家、鶴田鵬斎流の草書体を用いている。土屋安親を手本として研鑽をつみ、画題としては動物や鳥を好んで彫っている。
本作は素銅磨地に大胆で躍動感のある虎を彫り上げ、肉合彫に色絵象嵌など赤文の技倆の高さが伺える優品である。
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