PRODUCT 古甲冑師
左右舵透
- (公財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具鑑定書
古甲冑師
左右舵透
詳細
- 縦
9.47 cm
- 横
9.49 cm
- 耳厚さ
0.49 cm
- 古甲冑師
左右舵透
価格¥1,500,000- - (公財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具鑑定書
『鐔の文化史』49項所載
甲冑師はその名が示すように甲冑を作る工人が余技として鐔の製作を行ったものをいい、 中でも桃山時代以前のものを古甲冑師と称している。兜の板金や甲冑の小札、あるいは面頬を鍛える技を鐔の製法に応用したものと言い、形は大振り薄手の板がねに簡素な透彫が施されている。
この鐔は大振りの真丸型鉄槌目地に『左右舵』を透かし、この舵透は舟を支配する意味から戦を支配する意味かと推測され、その製作年代は南北朝時代から室町時代初期頃である。