PRODUCT 割短冊銘 昆・寛
武具図
- (公財)日本美術刀剣保存協会 第49回重要刀装具指定
割短冊銘 昆・寛
武具図
- 割短冊銘 昆・寛
武具図
※価格等の詳細はお問い合わせください - (公財)日本美術刀剣保存協会 第49回重要刀装具指定
岩本昆寛は延享元年に江戸で生まれ、本姓は浅井氏ではじめ良云といい、のちに昆寛と改めた。岩本家の初代忠兵衛は横谷派の工人と伝え、昆寛は四代良寛門で五代目良寛が早世したため弟弟子である昆寛が岩本家の六代目を継いでいる。岩本家は元来横谷派であるが、昆寛は安親を主とした奈良派の彫法を研究し、横谷・奈良派の長所を取り入れ昆寛ならではの江戸前の粋を独特の感性で表現している。
本作は表目貫には太刀拵と軍扇、裏目貫には弓に袖を組み合わせ、昆寛流の洒落た意匠に纏めている。恐らく八幡太郎義家の留守模様図で、繊細な容彫も見事ながら置金、色絵、平象嵌と多様な技術を駆使して実物が目の前にに浮かぶかの如く具象的で見事である。