PRODUCT 古刀匠
丁子透
- (公財)日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書
古刀匠
丁子透
詳細
- 縦
9.2 cm
- 横
9.2 cm
- 切羽台厚さ
0.32 cm
- 耳厚さ
0.25 cm
- 古刀匠
丁子透
価格¥1,000,000- - (公財)日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書
佐野美術館 特別展『武士の意匠ー透かし鐔』出品作品、図録40項所載
古くから刀匠は一刀造るごとに鎺と鐔も添えたと伝えられており、それがいつ頃まで行われていたかは不明であるが平安、鎌倉期より始まり恐らく室町期まで続けられたものと推せられ、桃山時代以前を古刀匠と称している。
この鐔は大型で堂々としており室町時代初期と見せられ、平地は薄く、丁子を陰透にし耳は角耳小肉となるなど典型的な古刀匠の作風を示している。幾百年かの時を重ねる間に染み込まれた深い鉄錆と素朴な丁子の小透かしが、閑寂な趣を一層引き立てている。