短刀(銘) 備前国住長船祐定作
    弘治二年八月日



刃長        七寸二分(22cm)
反り            内反り    
元幅        七分九厘(2.42cm)

(公財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書


 室町末期の備前長船で最も繁栄したのが祐定の一家である。俗名を冠している者が与三左衛門を筆頭として二十一人あげられているが、俗名の無い作品にも数多く名作が残されている。
 本作は板目に杢交じり、地景細かくつき、刃文は互の目に金筋、砂流しが交じり、帽子は乱れて焼き下げている。俗名はないが、入念な作である。
 尚、附属の合口拵も保存状態がよく、格調ある拵にまとめられている。