柳川守平は明治32年に東京で生まれ、14歳で吉岡光重に学び、のちに豊川(二代目)光長の門人となり、初銘を光雄、独立してから守平と改めた。昭和46年2月に70余歳で没した。
 本作は幕末、明治の名工加納夏雄の代表作の1つである月燈籠に鳩図を細部にわたるまで見事に彫り上げ、夏雄の作品と比べても遜色がない出来であり、守平の技倆の高さをうかがわせる最高傑作である。