後藤家十三代目光孝(延乗)は十二代光理の嫡男で、享保七年の生まれである。幼名を亀市、のちに光成と名乗り、俗名は源之丞という。寛保二年に先代光理が歿したので、名を四郎兵衛光孝と改め、宗家十三代目を相続した。
 本作は五疋の獅子が常とは異なる姿で表現されており、光孝の技倆の高さがうかがえる優品である。