大森英満は同家の有名工である英秀の五男で、はじめ満蔵と言い、父の通称である喜惣次を継いで、五代目の秀永亡きあと六代目を相続したと思われ、多くの門人を養成し大森宗家の最後を飾った名工であった。
 本作は鉄磨地に竜田川の風景を英満らしく上手に表現しており、英満の技倆の高さがうかがえる傑作である。